11月5日に、キッセイホールでN響のベートーヴェン第九演奏会があり、合唱に参加しました。
N響にはヴィオラの川本嘉子さんや、オーボエの茂木大輔さんなど、優れた演奏家が集合していますし、ソプラノの森麻季さんや、バスの妻屋秀和さんも本当にすばらしく、共演させていただきながら、感動の嵐に包まれるような経験でした。
指揮の尾高忠明さんは、もう半分神がかったような状態でしたし、副指揮の岩村力さんも熱心に指導して下さいました。尾高先生は桐朋の先輩ですし、岩村先生は後輩です。
第九の公演は、オーケストラ、指揮者、ソリスト、合唱をはじめ、ステージマネージャー、ライブラリアン(楽譜係)、舞台スタッフ、照明、制作スタッフなど多くの人々が有機的につながり合って、音楽を作り上げていくところが本当に面白く、創作活動の楽しさを味わうことができました。
プロの演奏家たちも、いつでも、どんな所でも、ひとたびタクトが振り下ろされれば、ぴたりと最高の演奏を始められるのですから、まさに神業と感嘆します。
でも音楽家の方たちの会話って、「今日、温泉に行く?」とか、「今晩、何食べようか?」という感じで、意外と普通なんですよね。
それにしてもベートーヴェンは、全く耳が聞こえなくなった晩年に、この第九を作ってくれたのですから、本当にすごいですね、感謝します!!
皆様もぜひ第九を歌いましょう!
キッセイホールの美しい紅葉

尾高忠明氏

岩村力氏

森麻季さん