玄関を入ると、右側に2階へ上がる階段があります。
ゆったりとした螺旋を描き、とても素敵な空間を作り出しています。
白と黒の市松模様の床が、モダンな印象です。
この階段を、ショパンも上ったり下りたりしていたのですから、感慨が深いですね。
2階の部屋の入口が、2重ドアになっています。
これはショパンのピアノの音がうるさかったので、作られたものだそうです。
サンドの館は立派な造りなのですが、さほど大きくはないので、サンドの子供たちとの距離も近く、(ショパンの部屋の隣が子供の部屋)、ショパンと子供たちの間に摩擦が生じたことも頷けます。
これは本当に、現地へ行ってみて理解できることですね。
サンドの館の敷地は広く、庭で野菜を栽培していました。
ここで採れた野菜を食べていたのですね。
何といってもフランスは食通の国!
食事へのこだわりは格別のものでしょう。
実際に、何を食べてもおいしいです。
ジョルジュ・サンドの墓です。
サンドの館の敷地内にあります。
サンドの助力によって、ショパンが数々の名作を生み出したことは事実ですから、大きな功績を残されました。強いエネルギーと、すばらしい魅力のある方だったのでしょうね。
また、サンドの豊かな生活を支えた召使いの方たちや、サンド家の領地で働く農民の方たち全ての力によって、ショパンの音楽が創造されたことも実感されました。
以前にワルシャワのショパン博物館や、ショパンの生家なども訪ねましたが、ワルシャワは戦火で焼かれたために、新しく作り直されています。
ノアンのジョルジュ・サンドの館は、当時のままに残されているので、よりショパンの気配が濃厚に漂っています。
ショパンがお好きな方には必見です!
ぜひサンドの館を訪れてみてください!
ピアノを弾かれる方はご自身の音楽観が深まり、音色が変わることに間違いありません。