3月21日にオペラシティのコンサートホールで、アンドラーシュ・シフのリサイタルがあり、東京へ行ってきました。シフは私が最も好きなピアニストです。
生演奏を聴くのは2回目ですが、前から3列目だったので、指の動きも良く見えました。
完全な脱力奏法ですね。
60代になりましたが、古典派のソナタ4曲を、休憩なく続けて弾ききりました。
休憩がないということは、もし遅刻すると、ホール内に入れないということなんですね!
楽器は、まだ日本には1台しかないと言われる、最新のベーゼンドルファーVCです。
これは従来のベーゼンドルファーよりも音の立ち上がりが早いので、古典派には最適だと思います。
高音部の伸びも良く、これまでのベーゼンドルファーよりも更にバランス良く進化した最前線の音を目の当たりに聴くことができました。
演奏はまさに息をのむ素晴らしさで、至福の時を漂うことができました。
アンコールには至高のバッハもあり、大満足の一夜でした!
